出世ルートに乗った人の心得

現場リーダー、主任、係長などの肩書きを持つ人は、少なからず将来性があり、中には出世ルートが見えている人もいるでしょう。
私も幸い、出世ルートに乗ることができており、将来は部門の先頭に立ってほしい。と名言されています。
しかしながら、この『出世ルートに乗った』という事実を、甘美なものだと勘違いしている人がいます。
今日は、出世ルートに乗った人の心得を持論展開していきます。
出世ルートに乗った人はいいよね
という人がいますが、どのような感覚でこれをいうのでしょうか?
少なからず、私の周りで聞こえるのは、その先に『安定・安泰』を見ているように思えます。
私は上位層の会議に代表として呼ばれることもあるので、比較的シークレットに精通しています。
そこで思うのは『そんなに甘くないぞ』です。
出世すると言うことは、真の意味で実力を求められます。それも、個人としてではなくチームとして成果を出す実力です。
出世はゴールではない
このような勘違いをする人は、『出世をゴールと捉えている』ことが多いです。
しかし、上にも書いた通り、出世すると真の実力を求められます。つまり、管理職という立場に立ってそこがスタート。
ゴールは成果物を創出し続けることです。
し続ける。ということはゴールは来ないじゃん。と思うかもしれません。
その通りです。つまり、仕事をし続ける以上、「安泰・安定」なんてものは存在せず、成果を出し続けるプレッシャーを浴び続け、成長をし続けるという、終わらないマラソンを走り続けることになります。
強いていうならば、ゴールとは自分の仕事人生を完遂して、定年を迎えること。以外ないと想います。
ルートに乗った人の心得
ここで本題『出世ルートに乗った人の心得』です。
ルートに乗るということは、つまり出世が約束された状態ということ。これに安堵しているようでは、出世した先で何もできません。
そして『使えない上司』というレッテルを貼られ、影響力がなくなり、チームで成果を出すことが難しくなります。
では、こうならないために、私の思う心得を以下にリストします。
- これまでの学びをやめない。むしろ加速させる
- 新しい学びを始める
- 価値観のアップデートをやめない
- ヒューマンスキルを鍛える
- 感情配慮ができるようになる
- フォロワーとしての自覚、リーダーとしての自覚の配分をリーダーに寄せる
- 常に見られている意識を持つ
- チームとしての成果を常に意識する
- 成果にコミットする
- フィールドを変える準備をする
- はったりは通用しない
少し多いですが、これが私の考える心得です。というより、私がこれを実践しています。
出世した先は別世界
出世ルートに乗る人は、現場で比較的成果を出している人でしょう。
しかし、出世した先には、現場と全く異なるフィールドに立たされます。
現場で成果を出しているからといって、リーダーとしての成果が出せるかは別の話になります。
学びを怠らず、フィールドを変えること覚悟が必要です。
不安定を怖がらなくていい
出世するということは未知のフィールドに立たされ、安定・安泰とは程遠い世界に放り込まれます。
しかし、怖がる必要はありません。
フィールドが変わったからといって難易度が上がるかといえば、実は現場の方が難しいことを行なっていたりします。
むしろ、異なるフィールドで、これまで自分で気がつかなかった才が開花するかもしれません。