上司から新しいこと、新しいアイデアを求められたらどう応える?

意識高い上司から『新しい何か』を求められ、困ったことはありませんか?

昨今世の中の流れは早く、次々と変わっていくことを求められ、ついていくことすらままならない。

そんな悩みを抱えていませんか?

今日は『新しいを生み出す』ためのコツを記事にします。

そんな上司は素敵

まず、新しいことを求め、上司にそう言ってもらえること、チーム全体でそのような風土を持つことはとても素晴らしいことです。

上司も人間であり、中には安定思考、完了主義、自分の守備範囲をとにかく守る。という人もいます。

それが良い効果をもたらすこともあるので、悪いとは言えません。

しかし、AIの台頭で急加速度的に変化する世の中に相手は、変化に柔軟であることはアドバンテージをもたらします。

仕事のカテゴライズ

現場の末端の人は、自身の仕事を『こなす』にカテゴライズしがちで『生み出す』には目が向かないことが多いです。

しかし、小さなことでも『生み出す』力がなければ、上に行くことはもちろん、非正規社員に取って代わられてしまいます。

正社員や上の立場の人は、非正規社員とは異なり、『こなす』だけでは不十分です。

非正規社員について

雇用形態の話に少し脱線します。

誤解のないように伝えると、私は非正規社員の仕事が楽だとか、レベルが低いとか、雇用形態で上下関係を決めたい意図はありません。

非正規社員には、直接的な成果を生み出す作業全般を、正社員はその成果を最大化させるための環境仕組みづくりを。

このような役割配分が適切であると考えているのです。

直接的な成果を生み出す作業ほどルーティン的な立ち位置になります。

これが欠落すると会社は立ち行かなくなるので、重要度の優劣を一概には判断できないのです。

正社員は仕組みづくり

非正規社員は直接的な成果をルーティンに,乗っ取り創出する。

のであれば,正社員はその仕組みを作らなくてはいけません。

正社員は非正規社員には開示できない情報への,アクセスができます。情報を集約し、成果につながる、成果を最大化させるための仕組みを作るのが役割です。

つまり、今日のテーマである『新しい生み出す』が求められます。

『新しい』ってなに?

前置きが長くなりましたが、ここで本題です。

半分答えが出ていますが、『新しいを生み出す』というのは、画期的な商品アイディアやジョブでなどの壮大なものだけではありせん。

これまでできていなかった運用整備を異なる視点から構築する。というのもそのひとつです。

つまり、上述したとおり『仕組みづくり』です。他にも『改善提案』や『すでに世の中にはあるが自社にはないものの導入』なんかもそれに該当します。

『新しい』の生み出し方

ここまででほぼその答えは出ています。

『新しい』とは『既存とまた別の既存を最適な形で掛け合わせること』というのが正解です。

iPhoneはApple社のスティーブ・ジョブズが発明した画期的なデバイスだと言われていますが、実際は既存の技術の集合体です。

インターネット、タッチパネル、電話、アプリケーションの概念

など、すでに世の中にあるものを適切な形で融合したものになります。

iPhoneですら、既存の技術を掛け合わせたものなのです。

私たちが会社という狭いコミュニティで効果的な『新しいこと』というのは,既存の掛け合わせで充分にもたらすことができるのです。

技術継承ツール

私の会社には、堅苦しい文書が山のようにあります。その一方で、現場の末端の細かな情報は、口伝により引き継がれているという実態がありました。

昨今非正規社員率が増加し、人の入れ替えが激しい中では、恒久的な技術の継承はできません。

そこで私は、

文章×動画

を用いて、技術を恒久的に継承するためのツールを作りました。ツールとはいってもワードで資料の雛形を作り、動画の保存場所リンクとそれを補完する解説を添えただけです。

さらに、ツールを作るための仕組みと必要なプロセスを。体系化、標準化しました。

このように、特に目新しいものではなくとも、会社にとっては『今までなかったもの』であり、それはすなわち『新しいことを生み出したこと』になります。

このように、新しいを生み出すことは経験と、また別の経験を適切な形で紐付けるのみで十分な成果となり得ます。

新しいを生み出そうとした時、

新しい=画期的

という固定観念に縛られ、思考停止になっていませんか?

このように異なる領域と異なる領域を,掛け合わせる思考を『アナロジー思考』と呼ぶようです。

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