チャンスはそこら中に転がっている。それを拾い上げていないだけ

あの人は業務遂行能力が高いわけじゃないのに、なぜかうまく行く。

うまいことチャンスを掴んで上に行く。なぜかあの人にはチャンスが転がってくる。

そういう同僚に出会ったことはありませんか?

実は私はそういうタイプです。

今では直下に部下が30人ほどいて、90人の組織リーダーです。

しかし、業務遂行能力、精度、作業スピードがトップランカーかと言えば、全くそんなことはありません。

それでは、なぜ仕事ができない私がチャンスを掴み、地位を気づいたのか紹介します。

同僚の出世に嫉妬を感じる人の参考になれば幸いです。

あ!が全て

私に足りない業務遂行力、精度、作業スピードが求められる場面は現場の末端の仕事であることが多いです。

つまり、この能力が高くてもマネジメントで力を発揮できるとは限りません。

優秀なプレイヤー=優秀な監督ではない。

ということはよく耳にします。同様に、現場の末端とマネジメント層では求められる能力がそもそも違います。

マネジメントに必要な能力は、ここでは語りませんが、重要なのは『あ!』という場面を拾い上げることです。

私のゲームチェンジを、もたらした『あ!』

2023年に私は『次期経営幹部育成塾』という名の社内研修のため、本社に月一回出張していました。

初めての出張で前乗りし、ホテルに向かう途中、たまたま帰路に着く別の組織長を見かけたのです。

特に交友が深いわけでもなく、リモートでやり取りしたことがある程度の関係でした。

ここで普通の人なら『たまたま見かけたんだよねー』と帰って同僚に話す程度でしょう。

しかし私はその晩、社内メールで、『こんばんは!いま研修で本社にきてて、〇〇さんを〇〇橋の上で見かけた気がします。お電話中だったので話しかけませんでしたが、、、』

という、『だから何?』と思われるようなメールを送りました。

すぐにその人から『電話中でもいいから話しかけてやー!〇〇の研修でこっち来てるん?さすがやね!ってことは来月もこっち来るん?だったら飲み行かへん?』と返答が!

翌月、本社入りの移動日前日に、『飛行機何時?〇〇駅18時待ち合わせでいい?』と連絡が!

バッチリ覚えてくれていました。

その年の下期から、その人は私の組織の組織長になり、非常によくしてくれました。ただの知り合いではここまで仲良くなることもできなかったと思います。

だからなに?の行動

結局、行動はハイリターンの可能性をもたらす一方で、リスクはすくない。

私が組織長に送った『だからなに?』というメールは、見事に華開いたのです。

思い返せば、私はこのように普通の人の0歩に対し、1歩を行動にしたと思います。

直ちに結果につながるような大きな行動でなくとも、小さな一歩を踏み出せば、後に大きな行動につながるということを理解しました。

第1歩というタネをたくさん撒く

あの時の小さな一歩が華開いた。とは言えそれは全てではありません。

であるならば、今からすぐにその第一歩を踏み出す数を多くすべきです。

成功確率=運×行動回数

おそらくこのざっくりした公式は成り立つと思われます。そして、この公式における自分でコントロールできる変数は『行動回数』のみです。

豊かな仕事人生を送りたいなら、成功が必須!とは言いませんが、第一歩というタネを撒く能動的な姿勢は、精神的な豊かさを確実に与えてくれます。

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